令和7年度社会福祉施設等施設整備費補助事業にて建築するグループホームの起工式を去る9月28日に執り行いました。当日は晴天に恵まれ、遠野八幡宮の宮司さんに祈祷をお願いし、岩手県沿岸広域振興局長並びに釜石市長より祝辞を頂きました。









来年春の開所を目指し、明日、着工予定となりました。近隣の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。
また、役員、職員一同より一層地域の障害者支援に取り組んでまいります。
以下、理事長挨拶全文です。
NPO法人Plus One Happinessの理事長を務めます横沢友樹でございます。本日はご多忙の中、当法人の新たな障害者グループホームの起工式にご列席をいただきまして、誠にありがとうございました。
当法人にとりまして、このグループホームの建築は釜石地区における障害者支援を継続していくうえで、最も重要なものの1つと位置付けており、かねてからの念願でありました。このたび、国や岩手県、釜石市といった各機関より多くの補助金を頂くことができまして、ようやく起工式を催す運びとなりましたことを大変うれしく思います。また、岩手県沿岸広域振興局保健福祉環境部長さま並びに釜石市副市長さまをはじめとする多くの方々にご出席していただき、喜びもひとしおでございます。さらには、地元地域である定内町内会長さまにもご列席いただきまして、深く感謝申し上げる次第でございます。ありがとうございました。
建築されるグループホームは、延べ床面積:約290㎡、87坪程度と一般住宅の2倍ほどの広さがあり、最大11名の障害者が入居することになります。施工は大船渡市のリアスホームさまに依頼し、スーパーウォール工法を採用した高気密・高断熱住居となっています。当然ながら全個室個別冷暖房完備、1階と2階の各フロアにはキッチンとお風呂のほか、トイレと洗面台、洗濯機が2か所ずつと機能性だけでなく設備も充実した造りとなっております。加えて、現在のグループホームにはない世話人など従業員の休憩室も設置し、労働環境の改善も期待されます。これは入居者には高性能で快適な住環境で暮らしてもらいたい、従業員には満足のいく条件下で働いて欲しいとの私たちの思いから、このような計画としました。
当法人はこのグループホームを初めとして、障害児・者支援により一層邁進していく所存です。釜石地区では確かに障害者グループホームが他の地区と比べて少なく、このホームの完成が地域の障害者にとって重要であることは間違いありません。しかし、それだけで全てが解決するわけではないこともまた事実であります。例えば、就労継続支援施設。釜石市内にも数か所の施設がありますが、作業内容はどの施設も似通っており、そこに適正を持たない障害者の就労や日中の居場所確保に課題が残っています。隣の気仙地区を見ると、お菓子作りや飲食店営業、農作業といった施設があり、これを踏まえると、釜石地区においても、もっと様々な作業を行う支援施設があってもいいのではないでしょうか。まだ新たなホームの工事が始まる前に時期尚早かとは思いますが、今後のさらなる支援の拡充を図るべく、このような施設への事業拡大も視野に入れ、活動してまいります。
本日ここに、起工式も滞りなくとり行うことができ、いよいよ工事が始まります。ご近隣の皆様には、多大なご迷惑をおかけすることと存じますが、お許し賜りますようお願い申し上げます。最後に、工事が無事に完遂されますことを心からお祈り申し上げまして、私のあいさつといたします。
本日は誠にありがとうございました。
令和7年9月28日 NPO法人Plus One Happiness 理事長 横沢 友樹